投資と浪費を判断する(将来を見据えて「損を取る」ことの重要性)

 

昨日は、こんな話をしました。

 

同じ1000円を稼ぐとしましょう。Aさんはお金を100万円持っています。Bさんは100円しか持っていません。どちらの人の方が簡単にこの1000円を稼ぐことができるでしょうか。そんな話です。詳しくは、別の記事をご覧ください。とにかく、一時的な快楽にお金を使ってしまうと、Bさんの状況から抜け出せなくなります。不思議なもので、人間は空間を埋めようとします。これは人間の心理です。例えば、衣装ケースを買ったら、その中の微妙なスペースを埋めようとして、新しい服を買ってしまうのです。結果的に、収納のために買ったはずのケースが服の氾濫を招いてしまうという寸法です。これはお金にも当てはまります。20万円稼いだら、その20万円を綺麗に使い、30万円稼いだら、その全てを同じように綺麗に使い切るのが人間です。

 

その続きが今回です。前回の記事でなんとなく「確かに一過性の消費ばかりしていては、ゼロサムゲームかもな」と実感していただけたでしょうか。今回は、もう少し先にまで話を進めます。どのようにして、投資のある毎日にできるのか。何をもって投資と呼ぶのか。

 

消費前に「投資」か「浪費」かに分ける

 

お金を使う前に「投資」なのか「浪費」なのか判断する習慣をつけてみてください。驚くほどに浪費が多いことがわかります。嗜好品と呼ばれるものは大抵浪費です。服、車、宝石、ブランドもの、高級な料理などなど。美味しいものでストレスを発散して…という言い分ももちろんわかります。記念日などに美味しい料理を食べるのはいいでしょう。しかし、それ以外は、本当に必要でしょうか?私は少々冷淡的な考え方ですが、食べ物など食べて消化して、すぐに体から出てしまいます。もちろん、添加物の少ないものを選ぶ、炭水化物を控える(集中力の話と絡めて前の記事で扱いました)などの工夫は重要です。しかし、ある程度まともな食事と、高級な食事との間の違いは私には、あまりわかりません。シェフがこだわって料理をしました…といっても、その分のメリットがあなたにあるのでしょうか?もちろん「いい料理を食べた」という満足感はあります。さらに「美味しかった」という「一時的な幸福感」もあります。しかし、投資としてのメリットは感じられません。むしろ、高価であり、浪費具合が一層強調されます。さらに同じ値段のものを食べるにしても、今、その5000円を使ってしまうよりも、投資して、結果として利潤として得られた5000円を使った方がいいとは思いませんか?我慢した方がありがたみも増しますし。

 

どう使えば、投資になるのか

 

投資の一番の例は、収益源の確保です。収益源を確保するための行為やプロセスにお金をどんどん使うべきです。これは今後、個人が単位となってお金を稼ぐ時代になってくるので、必須項目です。会社に皆が属さないので、自分の力で仕事を勝ち取る必要があります。これについては、他の記事でたっぷりと語っているので、そちらをご覧ください。例えば、芸術家であれば、自分の作品を売り込むために、営業担当のパートナーを雇うことができます。会社など作る必要はありません。簡単な契約書で結構です。成果報酬型にすることもできますし、電話やメールの送信ごとに固定の報酬を払うこともできます。ものすごい簡単な例をご紹介しましょう。あなたは陶芸家だとします。あるお皿は5000円で売れます。原価はこの際、一旦ゼロとしましょう。あくまでも考えやすさのためです。お皿を一個だけ売れば5000円の利益です。そんな時に、営業を雇おうかどうか考えます。現段階で売れるお皿の数は、あまり多くなく、1日平均1個です。すると一ヶ月で15万円ですね。決して多い稼ぎとは言えません。営業を雇うと、報酬として、1つのお皿ごとに2500円を払うことにします。あなたならどうしますか?

 

「利益が減る=損をする」と勘違いしてしまう怖さ

 

2500円がマイナスなので、1枚あたりの利益は半分になってしまいます。そこで「なんだ、利益率が下がるじゃないか、ふざけるな!」と思ったら、残念です。とっても残念なことです。もっと長期的に考えてください。投資の基本は未来を考えること。今日ではありません。今日を未来のために使うのです。実際、1枚あたりの利益率は下がります。しかし、私であればこれがもっと減ってでも営業は雇うべきです。そもそも、一人でも多くの顧客にアクセスできれば、今後のさらなる売り上げの可能性が掴めます。大事なのは、この場合、連続して購入してくれるロイヤルカスタマーを確保することです。利益をゼロにしてでも、むしろこの案件は成立されるべきでしょう。特に、現段階での売り上げが十分でない場合はなおさらです。成功する人には往往にしてこの未来を考える意識が備わっています。「未来の成功を想像して」今、微笑みながら、「損を取る」ことができることが、大きな強みです。