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アプリを多言語化する前に知っておきたいこと(ローカライズの核)その2

  今回はご要望にお応えしてアプリの多言語化についての記事の第二弾。まずは前回のおさらいをしてみましょう。翻訳と多言語化は違います。翻訳は意味が通じるように他の言語に変えることです。もちろん「直訳よりも先」に行った、ちゃんと意味の通るものなのですが…しかし、これだけでは不十分です。多言語化であればより「地元」に馴染んだものとなります。多言語化はいわばローカライズなのです…そんな話でした。   ここから、もっと先に話を進めてみましょう。   ローカライズを最初から考えておくことは非常に重要です。最初から…というのは、つまり、アプリの構想の段階からです。というのも、日本ではバカ売れするアプリでも海外では全然意味をなさない可能性もあるからです。例えば、大げさな例ですと…最適なウォシュレットの性能を探すためのアプリ…でしょうか。日本ではウォシュレットが普及しています。しかし、世界のあらゆる国で「わお、なんだこの水が出るハイテクな奴は!」という扱いです。   今でこそ、海外への進出が進んでいますが、まだまだ、日本ならではの製品です。そんなアプリを作ったところで、海外で利用する人がいるとは、なかなか思えません。では、どうすればいいのか。選択肢はいくつかありますが、まずは、「少しだけ調整して売れる可能性を探って」みましょう。日本ではウォシュレットを比較するような機能に焦点を当てて、海外では、日本のウォシュレットを輸入(向こうの人からすれば輸入です)するサポートとして機能させる…なんてことが考えられます。   そして、ここである疑問が。これはもはや別のアプリなんじゃないの?…そうですね、確かにそうです。ここで二つ目の選択肢です。あまりにも機能が変わってしまうようであれば、他の国には別のアプリとして展開する方が「辻褄があったり」もします。   もちろん、ある一定のブランド名を広めたい場合には、一つのアプリ名に固執するのもいいですが…あまりにもサービスや機能が変わるようであれば、個人的には別のアプリにしてしまうのをお勧めします。例えば、あくまでも、同じ会社が作っていますよという点をアピールさえしてしまえば、そのブランドの宣伝は十分にできるわけです。   ここでさらなる疑問が湧きます。そもそも、海外に無理に対応する必要はないのでは…?これも大事なポイントですね。例えば、先のウォシュレットの例では、このような思考回路です。1. 日本でアプリを作るぞ(むしろ、特に日本でとは意識しないものの、市場は自動的に日本になっている)。2. どのようなアプリがいいかしら。何かニッチ市場を狙えるものが…。3. ウォシュレットはどうだろうか。他にライバルがいないみたいだ。4. 海外への展開(多言語化)はどうしようか。5. 海外ではウォシュレットがそもそも普及していないので、機能を変えて売り込んでみよう。…と、こんな流れになります。どうでしょうか?ちょっと考えてみてください。無理に海外に展開しようとしていませんか?いかにも「海外展開を推し進めなければいけない」かのように。  

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