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アプリの宣伝はアプリの準備前からすべき…という話

  宣伝は製品ができる前から。そんなことを言うと、笑われてしまいそうです。しかし、私は大真面目です。宣伝はできる限り早めにとりかかるのが吉です。より正確に言うならば宣伝の布石でしょうか。マーケティングの準備と言うこともできます。今日はそのあたりについてのお話をさせていただきたく思います。大企業が市場調査をしてアプリの収益性を考えるのもいいこと(というよりは必須)ですが、今回焦点を当てるのは個人による宣伝活動です。どれだけ賢く宣伝できるか、マーケティングを実行できるか。それを考えてみましょう。 知っている人に売り込むのが理想   どうか誤解はなさらないでください。決して、身内に商品を売りつけてノルマを達成しようと言っている訳ではありません。あなたにもそんな怖い経験があるでしょうか。しばらく会っていなかった友人から突然「久しぶりー!」と連絡があり、会ってみたら「でさ、すごくいい浄水器があるんだけどさ」とカタログを見せられる。そんなこともあったりなかったり。ええ、私にはあります。悲しいですよね、そして怖いですよね。なにせ、こっちは純粋に、数年来の友情をレンジでチンするかのごとく温めましょうかと思っている訳ですから。そしたら、セールストークか…。と落胆する訳です。同時に「この私を営業で落とせるとでも」と戦闘モードになる自分もいますが。   まあ、それは置いといて…そんなことはやめましょうという結論です。何をすべきかと言えば、すでにお客さんを確保して、そのお客さんと「それ以上の関係」を構築しておくのです。それ以上の…少し怪しげな響きですが。決して、そんなことを意味しているのではなく…むしろ、信頼関係が完全に構築されている状態です。この人が言うんだったら買おうかな…そんな状態。これを完全に作った上でアプリ開発に入るのが理想です。   「え??アプリをまだ作っていないのに、その前段階で完全なるファンを作れと言っているのかい?」と聞かれたら、私はただ「その通りです」と答えます。そうです。商品がない時点でファンを作るのです。特にお金のない(私のような)個人がアプリを乱発などできません。できれば確実に成功する見込みがあった上で、一本のアプリに勝負をかけたいのです。もちろん、実際にアプリ開発とそれの成功率(大ヒットするかどうかの割合)とのバランスは偏っていますが、個人は少ない資金で戦う必要があるのですから、仕方がありません。ワガママは言ってられないのです。「どうしても、そのアプリが欲しいんです。なんなら先にお金を払うんで」と言われる状態を作ってください。 どうやってアプリ懇願状態を作るのか   勝手にアプリ懇願状態と銘打ちましたが、そういうことです。どうしても欲しい。そう泣きつかれるくらいの環境を作りましょう。個人が確実に勝ちを掴むには、もはやこれくらいしかありません。では、どのようにそんな布石を敷きまくるのか。ここからが肝心です。方法は2つあります。まずは一番儲けものの一つ目。それはすでに需要が満たされていない市場を見つけること。いわゆるニッチです。ニッチという言葉を知らない方に簡単に説明しますと、競合が少ない市場です。大手企業が参入していない、または、力を入れていない場所となります。これは、往往にして、小さな市場です…。そう、大企業にとっては。個人が収益を上げるには十分な大きさです。なので、そんなニッチ市場に狙いを定めて、いまだに満たされていない需要があるのかどうかを探りましょう。   満たされない需要の探し方…。一見すると難しそうですが、意外と簡単です。ある場所を使ってください。そのニッチの人々が集まる場所です。そう、オンラインのフォーラムや掲示板、知恵袋的な場所。そんな場所には相談がわんさか掲載されています。相談だらけです。需要な宝箱でしょう。そして、その中から、特に質問が多いものを探しましょう。質問が大量に寄せられているのなら、それは、需要が爆発していることを意味します。同時に、それに対する答えがオンラインで簡単に見つからないからこそ、相談に頼っていることにもなります。チャンスです。さらに、答えが提供されていなければ、GOサインが出ることになります。その解決策となる何かを提供しましょう。それがアプリです。   もちろん、アプリにすぐに取り掛かるのもありですが、前述のように、あらかじめ仲良くして、完全なる信頼感を勝ち取っておくことをお勧めします。それの方が確実に販売のコンバージョンは上がるでしょう。しかし、例外もあります。明らかにライバルがこれの開発に取り組んでいることがわかっている場合には、アプリの開発をとにかく急いで、需要を満たす第一人者になることです。  

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アプリを多言語化する前に知っておきたいこと(ローカライズの核)その2

  今回はご要望にお応えしてアプリの多言語化についての記事の第二弾。まずは前回のおさらいをしてみましょう。翻訳と多言語化は違います。翻訳は意味が通じるように他の言語に変えることです。もちろん「直訳よりも先」に行った、ちゃんと意味の通るものなのですが…しかし、これだけでは不十分です。多言語化であればより「地元」に馴染んだものとなります。多言語化はいわばローカライズなのです…そんな話でした。   ここから、もっと先に話を進めてみましょう。   ローカライズを最初から考えておくことは非常に重要です。最初から…というのは、つまり、アプリの構想の段階からです。というのも、日本ではバカ売れするアプリでも海外では全然意味をなさない可能性もあるからです。例えば、大げさな例ですと…最適なウォシュレットの性能を探すためのアプリ…でしょうか。日本ではウォシュレットが普及しています。しかし、世界のあらゆる国で「わお、なんだこの水が出るハイテクな奴は!」という扱いです。   今でこそ、海外への進出が進んでいますが、まだまだ、日本ならではの製品です。そんなアプリを作ったところで、海外で利用する人がいるとは、なかなか思えません。では、どうすればいいのか。選択肢はいくつかありますが、まずは、「少しだけ調整して売れる可能性を探って」みましょう。日本ではウォシュレットを比較するような機能に焦点を当てて、海外では、日本のウォシュレットを輸入(向こうの人からすれば輸入です)するサポートとして機能させる…なんてことが考えられます。   そして、ここである疑問が。これはもはや別のアプリなんじゃないの?…そうですね、確かにそうです。ここで二つ目の選択肢です。あまりにも機能が変わってしまうようであれば、他の国には別のアプリとして展開する方が「辻褄があったり」もします。   もちろん、ある一定のブランド名を広めたい場合には、一つのアプリ名に固執するのもいいですが…あまりにもサービスや機能が変わるようであれば、個人的には別のアプリにしてしまうのをお勧めします。例えば、あくまでも、同じ会社が作っていますよという点をアピールさえしてしまえば、そのブランドの宣伝は十分にできるわけです。   ここでさらなる疑問が湧きます。そもそも、海外に無理に対応する必要はないのでは…?これも大事なポイントですね。例えば、先のウォシュレットの例では、このような思考回路です。1. 日本でアプリを作るぞ(むしろ、特に日本でとは意識しないものの、市場は自動的に日本になっている)。2. どのようなアプリがいいかしら。何かニッチ市場を狙えるものが…。3. ウォシュレットはどうだろうか。他にライバルがいないみたいだ。4. 海外への展開(多言語化)はどうしようか。5. 海外ではウォシュレットがそもそも普及していないので、機能を変えて売り込んでみよう。…と、こんな流れになります。どうでしょうか?ちょっと考えてみてください。無理に海外に展開しようとしていませんか?いかにも「海外展開を推し進めなければいけない」かのように。  

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初心者がアプリ開発を依頼する際に注意すべきこと(伝え方と維持費の話)

  アプリ開発は誰でもできる時代になりました。それこそ、オンラインでドラッグ&ドロップするだけでアプリが開発できるサービスが登場するくらいですから。もちろんそんなサービスを使って開発をするのもいいことです。しかし、どうしてもオリジナルのアプリを作り上げたいというなら、自分で開発するか業者に頼むことになります。「アプリについては初心者だから…どうやって依頼すればいいの?」という部分をご紹介したいと思います。私は、アプリの知識ゼロ(アプリを使うだけ)の状態でアプリ開発を依頼したことがあります。その当時のことを振り返りながらポイントをまとめました。 できるだけ明確にする(当たり前だけどできていない)   どんなアプリが欲しいのかを明確にしてください。こう言われても、すぐに実践できる訳ではありませんが、敢えて言います。私が実際に知識ゼロでアプリ開発を頼んだ時の話です。「経路の検索ができるアプリを作って欲しいのですけど、おいくらですか?」今考えてみれば、酷い客ですね。こんな漠然とした質問から見積もりを出せるはずがありません。とはいえ、初心者なので、そんな私には、なすすべがありませんでした。どちらかと言えば、一緒に話し合って、何が作りたいのかを明確にしていければいいなぁ、という甘えすらありました。これは、開発者側からすれば非常に厄介です。是非ともやめてあげましょう。会話に大量の時間を割かなければならず、結果、「今回はやめておきます」と言われた日には、時間を返してくれーとなってしまいます。こんな悲しい状況を避けるために、初心者でもできるもっとマシな質問方法を考えました。それは、「このアプリみたいなものを作りたいんです」というものです。これはかなり便利です。 イメージに似ているアプリを示す   似ているアプリを示すだけで、一気にイメージが伝わります。開発者側としても、全体的なデザインが一瞬で把握できますし、機能しているところも確認できるので、非常に助かります。これを出発点とするのがおすすめです。そして、「この機能はいりません」「この機能は加えて欲しいです」というように調整をすれば、かなりスムーズに進みます。大概、似ているアプリはあるものです。必ずしも同じである必要はありません。むしろ、全く同じ/酷似しているのであれば、そのアプリを作る必要がありませんからね。さらにもうちょっと慣れてくれば、画面の様子をスケッチしてみることをお勧めします。アプリを起動したときにどのような画面が開いて、どのボタンをクリックすると、どの画面に移動して…というものです。難しく聞こえるかもしれませんが、案外そうでもありません。スケッチブックを用意して、縦長の四角(画面のイメージ)を書いて、そこから線を伸ばして、別の縦長の四角にくっつけて…これだけで、かなりイメージが伝わるものです。初心者と言えど、ここまでやると「お、お主」と向こう側からの見る目が変わるかもしれません。コミュニケーションがスムーズになることに間違いはありません。 お値段の話   ついでにお値段の話もしておきましょう。初心者にありがちなのが、開発にかかる費用は一時的だと思っているパターンです。色々とデザインを打ち合わせして、開発してもらって、どんとお支払いをしてOK!という訳ではありません。一番気をつけるべきは、管理費用です。通常、どのようなアプリであっても、継続的な管理が必要になります。これにいくらかかるのか明らかにしましょう。一度限りの費用に目が行きがちですが、実際のところ、どんどんと蓄積する管理費用の方がボディブローのようにじわじわと効いてきます。なので、ここまでしっかりと計算して採算が取れるようにしたいものです。管理の費用と一口に言っても、アプリの内容で大きく変わります。データベースの管理があるのかどうか…といった点ですね。そこで、アイデアを共有する早い段階から、毎月または毎年の管理費用は「できるだけいくらに抑えたいのか」はっきりと伝えることをお勧めします。結局のところせっかく開発しても、維持費を賄うことができなければ、そのアプリとは決別することになってしまいます。もったいないですね。初心者の多くが維持費を計算できていないのが悲しい現状です。長期的に運営できるかどうかまで考えて、業者に開発を依頼するようにしましょう。  

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初心者が知っておきたいアプリのアイデア出しの仕方(一番大事な思考の土台)

  初心者だからこそ…素敵なアプリのアイデアが考えられる。私はそう考えています。なぜなら、余計な障壁が頭の中にないからです。もちろんプロの開発者の仕事は素晴らしいものですが、制約や制限を知っているせいで、アイデアという意味では、どこか壁を突破できていない部分があるかもしれません。しかし、一方で、アプリ開発に全く携わったことのない人は、自由な発想ができるもの。そこで、今回は是非とも「アプリ開発をやったことなんかない!ただアイデアはある!」という人のアプリとの日々を応援するためにこの記事を捧げます。 日常に潜む悩みを解決するのがアプリの宿命   まずは単刀直入に大事なことをお伝えします。アプリの役目。それは、日常に潜む問題や悩みを解決することです。これに尽きます。どれだけ「あ、その問題を解決するという手があったか」という視点を見つけられるか。これが大事になってくるわけです。ですので、常に日常に潜む「うわ、めんどくさい」「ぐへ、嫌だな」「うわあ、なんとかして」を意識化できるのかがポイントです。 まずは不便なことを意識してみる   舌打ちをしているだけでは何も意味がありません。ゴミを出そうとしたら、収集車がちょうどゴミを掻っ攫っていったところだった…家の中に鍵を忘れて、奥さんや旦那さんがそのまま鍵を閉めて外出してしまった…などなど、人生には、プチ悲劇が満載です。せっかくなので、ただ悲観するだけでなく、これを前向きに利用してやりましょう。それこそが、アプリ開発への第一歩です。考えてみれば、日常は不便だらけです。メモしてみればわかります。え…こんなに不便な生活をしていたの?となるはずです。できるだけ、妥協をしないでください。「まあ、これくらいの不便は仕方ないでしょう」と「そらくらい当たり前か」が最大の敵です。彼らにはサヨナラを告げてください。それが当たり前だと思っていたら、その先には何も新しいものは生まれません。さらにさらに、当たり前だと皆が思うことをすっきりと解決できたときに、素晴らしいアプリやヒットが生まれるものです。日常に目を凝らしましょう。 ものすごいメンドくさがり屋を演じてみる   理想は、最強のめんどくさがり屋になることです。あれも嫌だこれも嫌だとイチャモンをつけてください。どこの何がどうダメなのか、徹底的に分析しましょう。妥協を許さないイチャモンぶりです。これを徹底してください。こうするだけで、改善点がたくさん見えてきます。その改善点をアプリでなんとかすることはできますか?考えてみましょう。そして…もう一つ大事な点があります。それは、「でも、もう解決策があるんじゃないの?」と探ってみることです。大体のものには解決策となる製品やアプリが存在します。企業努力はすごいものです。でも、日常のあらゆる面倒や不便に意識を向ければ、必ずや、誰も目をつけていない「あったらいいな」に出会えるのです。 まだ解決策がない…そんなものが見つかったら?   解決策のない…アプリチャンスが見つかったとしましょう。続いては、どれだけの人がそれで困っているか考えてください。あまりにも、その悩みに共感できる人が少なすぎると、どれだけ素晴らしい解決策となるアプリでも、使う人がいません。使う人がいなければ、アプリとしての意味をなしません。例えば…かくれんぼをするときにカーテンにぐるぐる巻きになって、苦しいから、そんなときに酸素を確保してくれるアイテムが欲しい…そんな、需要の極めて少なそうな状況などです。しかし、早合点はしないでください。どれだけマニアックな状況であっても、そこに需要がないとは限りません。調査をすることが大事です。ネットで検索すればすぐにわかります。フォーラムや知恵袋でそのような質問があって、何も明確な答えがでていない場合にはチャンスです。そこには「あったらいいな」と「この解決策がすごい」という2つの要素の乖離が存在するということです。つまり、そこをうまく満たすアプリを作れば、一気にヒットできる可能性があります。もちろん最終的なヒットの要因はデザイン、マーケティング、価格設定などあらゆる要素に影響されますが。それでも一番大事なのは、このアイデア出しです。だからこそ、徹底的に考えるだけの価値はあります。アプリは初心者だから…と臆することなどありません。大事なのは解決されていない問題を見つけて、それを解決してあげること。とってもシンプルですね。  

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