個人ベースで仕事をするために必要な要素

 

前回の記事では、個人ベースでの仕事がこれから一般的になってくるというお話をしました。ほぼ間違いなく、そんな日はやってくるでしょう。むしろ、もうすでにその片鱗は見えています。フリーランスという働き方もそうですし、以前よりも起業のハードルも下がっていますし、会社を興すことなく、例えば、Instagramなどを介してお金を稼ぐこともできる世の中です。会社での勤務やそれ以外での収益の境目はどんどん消失しています。会社の中でも副業を許可するものもあります。新しい生き方です。今回は、個人ベースで仕事をする上で欠かせない要素について議論してみたいと思います。

 

個人で働くなら個人で仕事を獲得せよ

 

まずは、一番大事な部分です。会社に勤めていると、いやでも仕事が回ってきます。もう業務が手いっぱいで如何しようも無い…そんな状況でしょう。考えるだけでもストレスになりそうですが、見方によっては、これは非常にありがたいことかもしれません。逆の場合を考えてみましょう。個人ベースで仕事をすると、自分の仕事は自分で手にする必要があります。誰も「今日はこれだけやっておいて」と餌付けをしてくれないのです。会社での勤務のメリットは完全にそこにあるでしょう。待っているだけで、仕事を与えてもらえる。一度、個人での仕事をしてみるとわかることですが、仕事があって、それでお金を稼げるのはありがたいことです。会社勤めが当たり前になっていると、意外とこの事実が見落とされてしまうものです。今一度、考えてみてください。仕事があるって実はすごい有り難いことなのです。

 

個人ベースで仕事をすると日々の業務のありがたみがわかる

 

会社にいると本当にわからないものですが、個人で仕事をすると、日々の業務があることのありがたみを痛いほどに感じます。例えば、個人での仕事を始めたばかりであれば、誰も相手にしてくれないかもしれません。それが厳しい現実です。最初のお客さんは、往往にして知り合い、または、知り合いの知り合いでしょう。そんなところから、仕事がちょっとづつ始まっていくのです。ありがたみを感じますね。人とのつながりのおかげで、自分にも仕事がもらえる。そんな感動に浸れます。ここで、ある気づきにも出会えるはずです。それは「自分を選んでもらった、自分のスキルを信じてもらえた」という感覚です。会社で働いていると、不意に、無味乾燥な業務が回されてくる印象を受けます。しかし、本来、それは、あなたがその仕事をできるという信頼のもと成立している行為なのです。毎月、毎年、どんどんと給料というシステムの中で仕事をしていくと、この、一つ一つの仕事の大切さが埋もれてしまうものです。

 

「誰も仕事をくれない」という状況

 

会社で、仕事がいっぱいでもういやだ!という人は、是非とも一度、個人ベースで仕事をしてみてください。まず、驚くことでしょう。誰もあなたを雇ってくれないかもしれません。「かも」というよりも、かなりの確率で見向きもされないでしょう。仕方なく、低賃金の人気のない仕事に飛びつくかもしれません。それこそが、残された道だからです。これをやってみると、本当にたくさんの学びが得られます。大事なのはあなた個人のスキルであり、信頼度であり、実績なのです。会社の実績ではありません。いい会社に入っていれば、社員でいるうちは、もてはやされたり、誇りに思うこともあるでしょう。しかし、一度、会社を飛び出したらどうでしょうか?あなたの仕事力は?社会に投げ出された時のあなた「個人の値段」はいくらになるのでしょうか?是非ともこれを考えてみてください。これからの時代に欠かせない要素になること、間違いなしです。

 

個人の値踏みをする時代に

 

個人の値段がいくらなのか。それが重要視される社会になります。 AさんとBさんを比べて、どちらに仕事をお願いするのか。どちらの方が優れているのか。こんな比較が日常的に展開されるようになります。そんな時に自信をもって「〇〇が私の強みです」と言えるでしょうか?ここで、本質が試されるようになります。会社でうまいこと「仕事を卒なくこなしながら、出来るだけ楽をする」といった類の能力を振りかざしてうまくいっている人は現代社会にはいます。しかし、これからの世界では、路頭に迷うことになるかもしれません。いざ、「あなたの価値は?」と問われた時に「ギクッ」としてしまうのです。本質が試されるという意味で怖い社会かもしれませんが、透明性が高いと形容することもできるでしょう。